自由主義研究所の目的
自由主義研究所は、個人が自分の人生を選び、他者との自発的な協力を通じて社会を築ける環境を広げることを目指しています。そのために、自由主義の普及、世界情勢の分析、次世代の研究者の育成に取り組んでいます。
自由主義研究所は、個人が自分の人生を選び、他者との自発的な協力を通じて社会を築ける環境を広げることを目指しています。そのために、自由主義の普及、世界情勢の分析、次世代の研究者の育成に取り組んでいます。
日本では、政治や社会における古典的自由主義・リバタリアニズムの影響力がまだ極めて小さく、政府の膨張を抑える力が十分に働いていません。政府が担う役割が拡大する一方で、個人の自由や自己決定、私有財産、自由な経済活動の重要性は、十分に議論されているとはいえません。私たちは、政府のさらなる肥大化・利権化・腐敗化を防ぎ、一人ひとりが自分の人生を自分で選択できる社会を実現するために、個人の自由、小さな政府、自由市場、自発的な協力を重視する自由主義思想の普及に取り組みます。
外交や国際関係のニュースは、多くの場合、国家の論理を中心に語られます。しかし国家の対外的な行動は、国内に暮らす私たちの自由ともつながっています。世界のリバタリアンが国際関係をどう捉えているのかを分析し、紹介します。
現在の日本では、税や社会保険料の負担、規制、政府事業の拡大によって、個人が自由に選択できる範囲が狭まる場面があります。
日本の国民負担率は、国際的に見ても、また過去の日本と比べても高い水準にあります。国民所得の約半分に相当する規模が、現在の公的負担と、財政赤字による将来世代の潜在的な負担の合計となっています1。
人口減少と高齢化が進む日本では、社会保障負担が増える圧力が今後も強まると考えられます。福祉国家の拡大には、個人の選択を公的制度へ置き換え、政府への依存を強める側面もあります。
政府の事業は、税という強制的な財源に支えられているため、市場の損益とは異なるインセンティブのもとで運営されます。公共選択論が指摘するように、政治家や官僚も予算、権限、再選などの動機から自由ではありません。アクトン卿の「権力は腐敗する。絶対的な権力は絶対的に腐敗する2」という言葉が示すように、私たちは個人の資質だけでなく、権力をどう制限するかという制度の問題を重視します。
一方、競争のある市場では、失敗すれば退場を迫られます。だからこそ試行錯誤が繰り返され、少しずつ改善が積み重なっていく。これが自由市場の力です。私たちは、(1)税と政府の仕事を減らすこと、(2)規制を減らし民間の活動を邪魔しないことの二点こそ、日本にとって重要な出発点だと考えています。こうした問題意識から、私たちは上の3つの目的を掲げて活動しています。
国民負担率は、租税負担と社会保障負担の合計が国民所得に占める割合です。2024年度(実績)は46.7%で、財政赤字による将来世代の負担を加えた潜在的国民負担率は50.3%でした。財務省は同じ年度について「実績見込み」「見通し」も公表しており、数値は後年に改定されます。出典: 財務省「負担率に関する資料」
19世紀の英国の歴史家、アクトン卿(John Dalberg-Acton)の言葉。権力の集中がもたらす腐敗を警告した古典的自由主義の基本テーゼの一つです。
3つの目的は、次のような日々の活動を通じて実現します。それぞれの内容は各ページでご覧いただけます。